磨かれた職人技がマシンの性能を引き出す

製品の加工は5基のマシニングセンターと2基のNC旋盤、その他の汎用機械で行っています。
縦軸方向の加工、水平方向の加工など、必要精度や形状など、そして工程数などを熟慮して、使うマシン・加工方法を決定していきます。

その過程で必要になる治具の設計も内部で行います。


治具は加工する製品の材料をある一定方向に固定したり、加工するための原点を維持させたり、切削方向の水平垂直を正しく確保するためなどに必要となるツールで、既製品は存在しません。


すべてお客様との綿密な打ち合わせのもと、部品に求められている必要な機能を引き出すためいどこをどのように加工していくかを検討して長い経験の元に一つ一つその部品のために製作されます。


高い精度を要求される部品ほどマシンだけでは加工することはできません。
経験と職人技が要求される分野です。

CAM+職人技
机上ではできないことも「人」が関わることで解決!

マシニングセンターはプログラミングされたGコードに沿って加工されて行きます。
このGコードのプログラミングはCAMによって円滑に行うことができます。
当社では最先端の3次元プログラミングソフト”GibbsCAM”を使用しています。

このCAMの3次元のデータによりプログラミング時にあらかじめ加工に要する時間や工程のシミュレーションを行えます。

さらにこのCAMによるGコード生成とマシンでの加工の間に職人としての技工が加わります。
そのまま加工できるものものありますが、材質、温度、形状の特徴などによって微妙な調整が求められるため、制度要求の高いものほど今もなおITだけでは成立しない加工分野です。